インプラント

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インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯が抜けたところに歯の根っこにあたる部分を顎の骨に埋入し、その上に人工の歯を作る治療です。骨にしっかり固定されるので、自分の歯のように物を噛んだり会話を楽しむことができます。

インプラント治療とは

最近のインプラント治療

インプラント治療をするためには、以前歯があった部位に骨が存在しないとできません。進行性の歯周炎で歯が喪失した場合を除き、歯が喪失して比較的早期にインプラントをしたほうが、骨の吸収を抑えられる場合もあります。もちろん、骨の量が少ないときは、あらかじめ「GBR」と申しまして、骨を増量する必要があります。このGBRにはいくつかの方法がありますが、通常は自家骨を使用し、足らない場合は骨補填材を併用することもしばしばあります。このような術式を使えば、インプラント治療ができないということはほとんどありません。ただ骨が造成し再生するまでには、およそ半年以上待たねばなりません。その後インプラントをすることになりますので、そこからさらにインプラント体が顎骨と結合するために数カ月待たなければなりません。ですから治療完了までには1年以上、掛かることもよくあります。
又、GBR(骨造成)のような処置をいたしますと外科的侵襲が通常より大きくなるため、術後の腫れが著しくなることも諌めません。
最近ではインプラント術後の治癒を促進するために、患者様ご本人の血液から多血小板血漿(PRP)を抽出し、術野に使用することが多くなってきました。この方法を用いますと従来よりも治癒能力が高まり、再生が確実となります。いずれにしましてもインプラント治療には、それなりの治癒期間は必要となってきます。

こんなことでお悩みの方は一度ご相談ください
  • 天然歯と同じようにものを噛みたい
  • 硬いものもしっかりと噛めるようになりたい
  • 他の天然歯を守りたい
  • 口元の自然な見た目を保ちたい
  • 骨が足りないため安全にインプラントが受けられない
  • 入れ歯が噛めない
  • 入れ歯を装着するのに抵抗がある(見た目が気になる)
  • 入れ歯が合わない(ぐらつく、すぐに外れるなど)
  • ブリッジで健康な歯を削りたくない

こんなことでお悩みの方は、お気軽に津市大谷町にあるスバル歯科医院までご相談ください。

即時荷重インプラント

インプラント治療が臨床に応用されるようになってから、35年余りが経過しました。当初、インプラント治療は特殊な方法であると考えられていましたが、現在では歯科治療の重要な選択肢の一つとなりました。
インプラント治療自体は安全性が非常に高く、長期に亘り安定して維持されることが知られています。そして、最近ではインプラントの表面性状の改善や治療の進歩も相まって、さらに安定性が良くなりました。
一般的にインプラントをしてから数ヶ月の間は、インプラントの上にブリッジを被せることができませんが、ここ数年の術式の改良により、歯がまったく無い患者さんにおいて条件が整えば、インプラントを手術した当日から数日以内に、顎の骨に固定された暫間の歯を装着する事ができるようになりました。これを、「即時荷重インプラント」といいます。
ただ、この方法が可能かどうかはCTのような詳細なレントゲン診査が必要となります。

即時荷重インプラントの流れ・通常のインプラントとの比較

即時荷重インプラントの流れ

1.カウンセリング

現在のお口のお悩みや症状などを詳しくおうかがいし、インプラントについて詳しくご説明します。

2.診査・診断

歯科用CTなどでお口の中を詳しく検査して、治療が適応かどうか確認します。即時荷重インプラントを行うには、「上下顎の歯がほとんど抜けている」「顎の骨がしっかりしている」などの条件が必要になります。

3.治療計画の作成

検査結果をもとに、治療計画を作成します。また、歯科用CTで集めたお口のデータを元に、最適な位置・角度にインプラントが埋入できるよう事前に確認を行います。

治療計画の作成・事前シミュレーション
4.インプラントを埋入

歯茎を切開した後、事前シュミレーション通りの位置・角度にインプラントを埋入します。即時荷重インプラントでは、少なくとも5~6本の埋入が必要になります。

インプラントを埋入
5.ボーンアンカードブリッジを装着

埋入したインプラントを土台にして、「ボーンアンカードブリッジ」と呼ばれる固定式の人工歯を装着します。ここまでの処置を1日で行います。
あくまで仮歯ですが、「歯がない期間」がまったくなく、きちんとものが噛めるので、歯茎の傷が治り最終の人工歯を入れるまでの期間(3~6ヶ月程度)も快適に生活できます。

6.歯型採取・人工歯の作製

埋入したインプラントが顎の骨としっかり結合したのを確認した後、歯型採取して最終の人工歯を作製します。

7.仮歯の取り外し・最終の人工歯を装着

仮歯を取り外して、最終の人工歯を装着させます。ここまでにかかる期間は半年から10ヶ月程度で、通常のインプラントよりも短期間で治療が終えられます。

通常のインプラントの流れ

1.カウンセリング

現在のお口のお悩みや症状などを詳しくおうかがいし、インプラントについて詳しくご説明します。

2.診査・診断

歯科用CTなどでお口の中を詳しく検査して、インプラントが適応かどうか確認します。顎の骨が足りないため、安全に治療が行えない場合には骨造成を検討します。

3.治療計画の作成

検査結果を元に治療計画を作成します。患者様にも詳しくご説明して、費用のお見積書をお渡しします。ご納得いただければ実際の治療に移ります。

5.インプラントを埋入

歯茎を切開した後、顎の骨にインプラントを埋入します。

6.治癒期間

埋入したインプラントが顎の骨にしっかり結合するのを待ちます。期間の目安は3~6ヶ月程度です。

7.アバットメントを装着

インプラントが顎の骨に結合したのを確認した後、インプラントと人工歯の連結部分(アバットメント)を装着させます。

8.治癒期間

歯茎の傷が治るのを待ちます。期間の目安は約1ヵ月程度です。

9.歯型採取・人工歯の作製

歯型採取して人工歯を作製します。

10.人工歯を装着

完成した人工歯を装着させます。

インプラントの手術が不安な方へ

マイナートランキライザーを使用

インプラントの手術に対する不安が強い方には、必要に応じて「マイナートランキライザー」を使用します。これは弱い精神安定剤で、事前に服用することでリラックスして手術が受けられるようになります。
不安を和らげる方法として他に静脈内鎮静法がありますが、同じような効果が得られ、ほとんど眠っているのと同じ状態で手術が受けられます。

インプラントのアフターフォロー

半年に1回はメンテナンスを受けましょう

ほとんどの方が、問題なくインプラントを使い続けることができていますが、ブラッシングなどのケアを怠ってお口の中の衛生状態が悪くなると、インプラントの周りの歯肉で炎症が起こる「インプラント周囲炎」にかかってしまう場合があります。そうならないためにも、半年に1回はメンテナンスを受けて長持ちさせるようにしましょう。
定期メンテナンスでは、歯垢(プラーク)の付着状況、インプラントの周りの歯肉の状態などを確認し、異常がみられる場合には、レントゲン検査で骨吸収が起きていないかチェックします。

インプラントのアフターフォロー

インプラントをご検討中の方へ

まずは一度ご相談ください

歯を失った時、それを補う方法にはインプラント以外にも、入れ歯やブリッジがあります。インプラントはお口の機能性や審美性を取り戻すうえで最適な治療方法ですが、どの治療を選ぶかは患者様が決めることです。
当院では各治療方法のメリット・デメリットを詳しくお伝えして、患者様自身に選んでいただくようにしています。決して強引に勧めたりはしませんので、安心してご相談ください。もしインプラントを選択された場合には、1日で仮歯が入れられる「即時荷重インプラント」や、顎の骨の量が足りない方でも安全に治療できる「骨造成」などで、幅広い方のお悩みにお応えします。

インプラントの費用

インプラント価格表(税抜)

インプラント(上部構造を含む) 1本につき 22万円
骨移植・骨造成 1部位 30,000円
サイナスリフト 1部位 50,000円
CGF.PRF 1枚 5,000円
インプラント上部構造1歯の金額、ブリッジに準ずる ジルコニアCAD,CAM冠 120,000円
オールセラミック冠 100,000円
セラミック前装冠 100,000円
ハイブリッドレジン前装冠 60,000円
銀合金冠 50,000円
4歯以上連結の場合は1歯につき 5,000円加算
カスタム支台の場合は1か所 2,000円加算

※上記価格は税抜き表記です。インボイス制定により、消費税がかかるようになりました。